研究課題/領域番号 |
09207106
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大津 由紀雄 慶應義塾大学, 言語文化研究所, 教授 (80100410)
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研究分担者 |
西垣内 泰介 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (40164545)
内田 伸子 お茶の水女子大学, 教育学部, 教授 (70017630)
今西 典子 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70111739)
日比谷 潤子 慶應義塾大学, 国際センター, 助教授 (70199016)
今泉 敏 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80122018)
伊藤 友彦 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40159893)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
84,700千円 (直接経費: 84,700千円)
2000年度: 19,800千円 (直接経費: 19,800千円)
1999年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
1998年度: 20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
1997年度: 20,900千円 (直接経費: 20,900千円)
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キーワード | 言語獲得 / 文法の発達 / 談話の発達 / 音声の発達 / インターフェイス / 言語処理 / 喃語 / 成熟 |
研究概要 |
言語発達班では、言語発達理論の構築を目標とし、音韻、語彙、統語、意味など、言語のさまざま側面の発達について、実証的・理論的研究を行った。とくに、言語発達の生得的(遺伝的に決定された)基盤と生後外界から取り込む経験の役割、および、その両者の相互作用の明確化に重点を置いた。 調査にあたっては、日本語および英語を中心にしながらも、多様な言語をその対象とした。また、調査方法は主として乳幼児を被験者とする実験と幼児の発話資料の分析である。 調査の結果、言語の多くの側面の発達に固有の生得的基盤が関与していること、その生得的基盤には経験との照合によってその値を設定するパラメータが含まれていることが明確となった。その一方、語の意味の獲得に関与する内的バイアスは生後経験をもとに学習される可能性も示唆され、今後の研究課題として残された。 音声言語については、その基盤となる分節単位(モーラ,音節)の獲得過程、方言音声の獲得過程等の研究を通じ、基盤的音声特徴の優先的獲得の傾向が明らかになった。
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