研究課題/領域番号 |
09208216
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 奈良国立文化財研究所 |
研究代表者 |
浅川 滋男 奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 主任研究官 (90183730)
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研究分担者 |
長尾 充 奈良国立文化財研究所, 飛鳥藤原宮跡発掘調査部, 研究員 (30261126)
臼杵 勲 奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 主任研究官 (80211770)
箱崎 和久 奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 研究員 (10280611)
西山 和宏 奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 研究員 (10290933)
大貫 静夫 東京大学, 大学院・人文社会研究科, 助教授 (70169184)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 竪穴住居 / 掘立柱建物 / 高床倉庫 / 焼失住居跡 / 土屋根 / ツングース / 古アジア族 / 生態学的適応 |
研究概要 |
1)公募班の内部で研究会の開催 北東アジアの先史住居については、研究分担者の大貫静夫が「考古資料からみた極東の先史住居」と題する研究発表をおこなった。また、日本の縄文時代の住居については、東京大学助手の武藤康弘氏を招聘し、「東日本における縄文時代の長方形大型住居」と題する研究発表をしていただいた。 2)日本各地で出土した新資料の視察 日本各地で、以下のような発掘中の最新資料を視察した。 ・岩手県御所野遺跡出土の焼失竪穴住居群【縄文中期】・福島県宮畑遺跡の大型掘立柱建物と敷石住居【縄文後期】・富山県桜町遺跡出土の高床建築部材【縄文中期】・佐渡島新穂町平田遺跡の掘立柱建物跡【弥生末古墳初期】・島根県三田谷遺跡の建築部材【古墳時代】など 3)遺跡整備事業における建物跡の復原 以下の地域の遺跡整備において、焼失住居や出土部材に基づく実証的な復原建築の実施設計・建設に携わっている。 ・岩手県御所野遺跡の焼失竪穴住居の復原【縄文中期】・北海道虻田町の竪穴住居の復原【縄文中期】・富山市北代遺跡の竪穴住居の復原【縄文前期】・大阪府池上曽根遺跡の大型掘立柱建物および竪穴住居の復原【弥生中期】など 以上のような活動をもとに、現在、『先史日本の住居とその周辺』(同成社、1998年8月刊行予定)と題する著書を編集中である。
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