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大環状骨格構造を持つ希土類ケイリン酸塩固体電解質の合成と導電性

研究課題

研究課題/領域番号 09215232
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山下 仁大  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (70174670)

研究分担者 浜上 寿一  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30285100)
中村 聡  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (40227898)
大柿 真毅  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (50223748)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード固体電解質 / イオン導電体 / NalS二次電池 / ガラスセラミックス / ナシコン / ケイリン酸塩
研究概要

超イオン電導相の生成は組成に強く依存し、ケイ素と希土類元素の置換量が大きく影響を与えることが明らかになった。これは12員環を結び付けている六配位希土類イオンの一部をNaイオンが置換していることによるものと考えられる。また、ケイ素置換ではリンが最も有効であったが、GeやTe置換でも超イオン電導相単一相が生成することも見い出した。
導電性と組成依存性に関しては固溶体形成は電導性に大きく影響を及ぼすことを明らかにした。希土類イオンの導電性に対する効果はその大きさ(イオン半径)に現れた。すなはち、Er→Y→Gd→Smとイオン半径が増すに連れて電導度は増大した。これは12員環を連結している六配位位置の希土類イオンがc軸に沿ったNaイオンの移動のポテンシャルを決定しているためと考えられる。また、SiのGeやTe置換においても同様の結果を得た。超イオン電導単一相の場合には電導度は573Kでは0.3-0.05Scm^<-1>,活性化エネルギーは20-30kJmol^<-1>であった。
直流電流により試料中のキャリヤ-Naイオンを液中へ溶出し、これに相当する多種イオンを液中から導入する方法により多種イオンへの変換を試みた。交換プロセスはホストイオンとゲストイオンのイオン半径比に依存した。Kのような大径イオンやCaのような高原子価場合には初期の交換の後表面近傍に堆積し、全体的な交換は困難であった。Li交換を行った試料のワグナー分極法により交換した試料のLi輸率はほぼ1.0であると分かった。プロトン交換体においては輸率0.7程度の値が得られている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Yamashita: "Synthesis and Na^+ Conduction Properties of Na_5YSi_4O_<12>-Type Phosphate-Substituted Solid Solutions" J.Mat.Res.(in press).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] J.Hamagami: "High Temperature pH Sensing and O^<2-> Conduction Properties of Electrophoretically Fabricated Ceria Composites" Solid State Ionics.

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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