研究課題/領域番号 |
09218237
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上山 惟一 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10092149)
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研究分担者 |
西山 憲和 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (10283730)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ゼオライト膜 / ZSM-5 / ブタン異性体分離 |
研究概要 |
得られたZSM-5膜を用いて、ブタン異性体のガス透過実験を行った。単独系のn-ブタンの透過流束は300〜400Kの温度範囲で温度の上昇とともに増加した。i-ブタンはこの温度範囲で検出限界以下(Flux<1x10^<-7>mol m^<-2>s^<-1>)であり、ブタン異性体の透過係数の比は400Kで200となった。混合ガス透過実験では、n-ブタンの透過流束は単独系と同様、温度の上昇とともに増加し、325〜400Kで単独系のそれとほぼ等しい値であった。また、n-ブタンはi-ブタン共存下でも、細孔内に十分に取り込まれていることがわかった。一方、i-ブタンは、単独系では検出されなかったものの、混合系では350〜400Kで検出され、温度の上昇とともにn-ブタント同様に透過流束は増加した。 混合系での分離係数は、350〜400Kの温度範囲でおよそ20であった。混合系で分離係数が減少した理由は、n-ブタン分子の透過により、細孔内に入ったi-ブタン分子が押し出されたものと推測している。これより、細孔内での分子の透過挙動は、それぞれの分子のすれ違いが起こらないSingle-file Diffusionが関与しているものと考えられる。選択性発現の原因は、供給側の細孔への取り込み速度の違いによると思われる。
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