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新しいNLO‐クロモフォアの合成とその機能評価

研究課題

研究課題/領域番号 09222203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関埼玉大学

研究代表者

久保 由冶  埼玉大学, 工学部, 助教授 (80186444)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード有機非線形光学材料 / カリックスアレーン / インドアニリン / ハイパーレーリー散乱
研究概要

光学レセプターのもつ分子情報処理機能を検証することは次世代フォトニクス分子材料の動作プロセスの確立に有効な基礎的知見を提供するであろう。その具体的検討のなかで、波長や屈折率など光の属性を操作できる非線形光学特性とレセプターのもつ分子認識機能とを連携させれば、分子レベルで非線形光学特性のスイッチングが可能と考えた。これは、分子情報によって光波を操作する技術の開発につながるので、フォトニクス材料の高度化に資すると思われる。本研究では、そのプロトタイプの性質が期待できるビス(インドアニリン)ジエチルアセテート誘導型カリックス[4]アレーン(1)の分子超分極率(β)をハイパーレーリー散乱(HRS)法を用いておこなった。実験は次のように、まず種々の試料溶液を調整し、フィルターを通した。Nd:YAGレーザーの1.064nmを基本波を用いて、基本波強度を変化させながら高次の散乱光を集光系で集め、基本波をカット後、干渉フィルターを通して光電子倍増管とボックスカ-検出器で532nmの光強度を測定した。各濃度における532nmのハイパーレーリー散乱強度が基本波入射強度の2次に比例することから、その係数の濃度依存の切片と傾きからβ値を算出した。興味深いことに、1のβ値は外部刺激因子であるCa^<2+>との選択的錯体形成によって変化することを見出し、外部刺激に基づくβのスイッチングの可能性を示唆した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tatsuo Wada: "Hyper Structred Molecules II-Chemistry,Physics and Applications.(分担執筆)" Gordon and Breach Sci.Pub.(in press),

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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