• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高次構造制御した新規な非線形光学ポリマー材料による光波マニピュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 09222214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

堤 直人  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (50172036)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードNLO有機ポリマー / 第2次高調波発生 / 非線形光学 / 光波マニュピュレーション / NLO双極子 / Transverse配向 / 長期安定性
研究概要

高次構造制御によるNLO色素の配向安定化を図った,新規でかつ非線形感受率の大きくかつ安定した2次のNLO特性を有するポリマーの分子設計に対する新しいアプローチとして,主鎖に対して垂直の方向に配向した遷移モーメントおよび双極子モーメントを有するNLO基を直接にポリマー骨格に固定した新規なポリマーを創製した。(この場合,主鎖中のベンゼン骨格はNLO色素の一部となる)。主鎖骨格には,剛直であるイミド結合(ポリイミド),全芳香族ポリアミド結合(アラミド)ならびに全芳香族ポリエステル結合(ポリアリレート)を導入して,それらのポリマーによるより高温で安定でかつ失活しない第2次高調波発振や電気光学変調等の光波マニピュレーションを行い,本年度研究の目的を達成した。
ベンゾフェノンテトラカルボン酸を主鎖骨格に用いたNLOポリイミドでは,配向したNLO色素の緩和に対して100℃で50年以上また150℃では3.8年の緩和時間が得られ,このNLOポリイミドのNLO色素の配向安定性がより高温においても達成可能なことを示した。これは実用域に達するデータ(結果)である。さらに,イミド化の温度を上げると緩和時間は指数関数的に増加し,より配向安定性の向上が図れた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi