研究課題/領域番号 |
09223203
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
櫻井 敬久 山形大学, 理学部, 教授 (60150265)
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研究分担者 |
伴 雅雄 山形大学, 理学部, 助教授 (50208724)
郡司 修一 山形大学, 理学部, 助教授 (70241685)
野間 元作 山形大学, 理学部, 助教授 (50007168)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 放射生炭素 / 宇宙線 / 液体シンチレーションカウンター / 太陽活動 / 年代測定 |
研究概要 |
年輪は、1年という時間分解能で放射性炭素C-14を固定しており、宇宙線強度を記憶している自然の有効な検出器である。本研究は,2500年前の鳥海山噴火時の埋もれ木の1年毎の年輪中放射性炭素C-14の濃度の高制度測定により,古代の宇宙線強度変動を1年の時間分解能で調べることを目的としている。数千年前の未知の情報を直接測定によって引き出す実験研究手法の確立を目指し、測定精度について調べた。 1.年輪剥離方法の開発を行い1年毎の年輪について約100gの試料を得ることができ、約30年分の試料を作成した。2.年輪試料からのセルロース抽出方を調べ、約30%の収率が得られた。 3.セルロースからベンゼンへの大量合成(10ml)が可能なことが分かり、その収率は80%以上であった。 4.世界最高感度の液体シンチレーションカウンターQuantulusによりシンチレータ濃度、ベンゼン量、混入ラドン等の測定精度への影響を調べた。その結果統計精度0.2%の測定により測定精度を0.3%以下にできることが分かった。これにより、約2500年前の放射性炭素濃度変動を0.3%以内で計測できることが分かった。 5.鳥海火山噴火年代による埋もれ木の状態についての資料調査を行った。 これらの研究成果に基づき次年度より年輪資料測定を始める。
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