研究課題/領域番号 |
09224213
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
岡本 正宏 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (40211122)
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研究分担者 |
夏目 季代久 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (30231492)
山川 烈 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00005547)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ニューロ素子 / 論理デバイス / 短期記憶 / 時系列信号 / 類似性認識 / パターン認識 / 話者照合 / バイオミメティクス |
研究概要 |
本研究の目的は代謝系に数多く存在する生化学論理デバイス(バイオケミカルニューロン)に着目し、その機能発現原理を模倣した新しいタイプの人工ニューロンのハードウエア化である。この素子は、多入力1出力で、"短期記憶を持ったしきい値論理機能"を有しており、この素子の構成要素となるネットワークを使って、複雑な時系列入力パターンを識別・分類することができる。この素子を基本構成要素とすると、要素間の結合様式を変えるだけで、A/D信号変換システムや、自己組織システムを構築することができる。構築した人工神経回路網を使って、様々な神経生理学的実験事象を追証できることから、この素子のハードウエア化は、より生体系に近いニューロシミュレータの開発につながる。具体的に得られた結果を以下にまとめる。 1)時系列アナログ信号のパターン分類用ネットワークの確立: 時々刻々入力される時系列信号を過去からの入力パターンの変化として捉えたり、瞬間の変化として捉えたりすることができる人工ニューラルネットワークをバイオケミカルニューロンを基本要素として構築した。またそれを拡張して、時系列信号の類似性認識システムを考案した。このシステムの有用性を検証した結果、テキスト依存型の話者照合に適用できることが明らかになった。 2)Spiceシミュレーションでの生化学論理デバイスの安定性評価: バイオケミカルニューロンのプロトタイプをすでにアナログ電子回路のボードレベルで試作しているが、ニューロンシナプス部の可塑性を取り入れたバイオケミカルニューロンを開発するため、CAEシステムを用いてSpiceシミュレーションを行った。
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