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半構造化文書情報からのデータベース形成と多重オブジェクトビューに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09230101
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関関西大学

研究代表者

上島 紳一  関西大学, 総合情報学部, 教授 (10184920)

研究分担者 杉山 武司  姫路獨協大学, 一般教育部, 助教授 (80196766)
大月 一弘  神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (10185324)
森下 淳也  神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (20182230)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードオブジェクト / 多重ビュー / 科学データベース / グラフ
研究概要

本研究では,試行錯誤的な集約作業を必要とする半構造化データを段階的に構造化するための枠組みとして階層構造グラフモデルを導入し,有効性を示した.集約作業に関しては,データの集合化と属性の付与の2つの構造化作業について議論した.このモデルは利用者の視点を陽に扱い.視点をデータとして取り扱うという特徴がある.視点の役割は,利用者の興味に応じたデータの範囲を規定し,データへのアドホックな属性の付与と集合化作業における操作単位である.階層構造グラフは,有効グラフを基本としており,グラフ構造を表すオブジェクトとその要素を表すオブジェクトの2段構造で構成することで,複数の視点から多様な構造を持つデータを柔軟に構造化することができる.
また,視点に応じた半構造化データの多重な表現を与える目的で,仮想オブジェクトの概念を導入し,利用者の仮説や直感に基づく上記のデータの構造化業を支援している.仮想オブジェクトは実行時に生成でき,利用者はデータとして取り扱うことができる.本モデルは,様々な情報資源から得られたマルチメディアデータ,研究作業のための基礎資料となるデータ,計測機器で観測されたデータなどの構造化に直接的に適用することができ.応用範囲が広い.また,本モデルのプロトタイプシステムを構築し,モデルの有効性を確認した.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] S.Ueshima, J.Morishita, K.Ohtsuki, T.Sugiyama: "Hierarchical Graph Model:Collecting Objects and Generating Multiple View" Advanced Databases(World Scientific). (印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 上島紳一, 森下淳也, 大月一弘, 杉山武司: "階層構造グラフを用いた半構造化データの段階的構造化手法" 情報処理学会論文誌. 39巻4号(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hikihara, S.Ueshima: "Emergent Synchronization in Multi-Elevator System and Dispatching Control" 電子情報通信学会論文誌IEICE. E80-A 9. 1548-1553 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 森下淳也, 大月一弘, 杉山武司, 上島紳一, 大庭脩: "木簡研究支援データベースシステム 知見と仮説に基づく再構造化" 公開シンポジウム人文科学とデータベース講演集. 1(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 上島紳一: "資料復元研究支援システムの開発(3)-3つのプロトタイプシステムとその比較" 関西大学東西学術研究所紀要30輯. 30(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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