• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

不完全データベースにもとづく広域データベース検索

研究課題

研究課題/領域番号 09230218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉工業大学

研究代表者

宮崎 収兄  千葉工業大学, 工学部, 教授 (20265466)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード不完全データベース / ワールド・ワイド・データベース / オープン問合せ / 条件付解
研究概要

インターネット上で各組織のデータベースを公開し、散在するデータベースに対する統一的な問合せ処理が可能になれば、ネットワーク利用の可能性は飛躍的に高まると考えられる。このような広域データベース検索システムの実現のためには情報の形式や内容のミスマッチの克服や問い合わせたい内容によって問合せ先サイトをどのように選ぶかが重要である。インターネット環境では不特定多数のデータベースへの統合的アクセスが課題である。構文の違い、名前の違いなどはある程度変換によって吸収可能である。しかし、あるサイトには存在するが、別のサイトには存在しない属性などを扱うためには何らかの形で不完全情報を扱う機構が必要である。本研究では広域に散在するデータベースの集まりを仮想的な1つのデータベースと考え、各データベースはその一部の不完全な情報を保持すると考える。このようなデータベースを扱うため不完全データベースの概念を導入し、変換できない不一致があっても処理することを可能とする方法を提案した。不完全データベースは従来のデータベースを拡張したもので、既存のデータベース管理システムを用いて実現することもできる。不完全データベースにもとづいて広域データベース検索を実現するため、ワールド・ワイド・データベース(WWDB)システムを提案した。WWDBではスキーマ情報が完全には分らなくても問合せを行うことを可能とするために柔軟なスキーマ構成とその処理が必要となる。
広域問合せ処理の基礎となる不完全データベースの意味論を従来のナル値を持つデータベースと比較しその位置づけを明らかにした。この結果、広域検索方式がナル値を持つ既存データベースシステムを用いて実現可能であることが分った。また、WWDBのシステム構成と問合せ処理方法を検討し、実験システムを構築し広域問合せ処理方式の有効性を示すとともにWWDB実現のための課題を検討した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 宮崎収兄: "ワールド・ワイド・データベースと広域問合せ処理" 「高度データベース」東京ワークショップ講演論文集. 212-221 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 宮崎収兄: "不完全情報の広域問合せ" 情報処理学会第55回全国大会講演論文集. 3. 345-346 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 大塚真吾: "ワールド・ワイド・データベースの実験システム" 情報処理学会第55回全国大会講演論文集. 3. 347-348 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 大塚真吾: "Sewautics of Incompletc Database for Global Query Processing" Proc.International Symp.on Digital Media Information Base. 87-95 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 大塚真吾: "An Incouplete Database Approoch to Global Query Processing" Proc.12th International Conf.on Information Networkhg. 337-342 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 宮崎収兄: "不完全データベースにもとづく広域データベース検索" 「高度データベース」研究成果報告会講演論文集. 3. 89-98 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi