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多段階ワンポットプロセスの開発と天然物の触媒的不斉合成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 09231210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

芝崎 正勝  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (30112767)

研究分担者 荒井 孝義  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (80272483)
笹井 宏明  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (90205831)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード不斉触媒 / 希土類 / アルミニウム / ニトロアルドール / プロスタグランジン
研究概要

多機能金属錯体LnLBはニトロアルドール反応を高立体選択的に触媒する。ニトロアルドール成績体が脱プロトン化可能なニトロアルカンであれば、多機能金属錯体により新たな活性種となり連続したニトロアルドール反応が可能であると期待した。すなわち、アルデヒドヘのニトロメタンの分子間反応は中心金属がプラセオジミウムであるPrLB(5mol%)により触媒され付加体を与える。付加体は触媒により再びニトロナ-トに変換され、分子内での2回目のニトロアルドール反応により4つの不斉炭素を有する二環性化合物を生成した。
多機能金属錯体ALBは連続マイケル-アルドール反応を触媒し高収率、高立体選択性でエノン-マロネート-アルデヒドの3成分カップリング体を与える。本反応を最初の不斉炭素導入反応として用い、11-デオキシ-PGF_<1α>の触媒的不斉全合成を達成した。
5mol%ALB触媒によりシクロペンテノン-マロネート-アルデヒドの3成分カップリング体を84%収率で得た。カップリング体の光学純度は、脱水しエノンに導き光学活性カラムにより92%eeと決定した。このエノンから数工程を経て目的の11-デオキシ・PGF_<1α>の触媒的不斉合成を達成した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Sasai: "The First Tandem Inter-intramolecular Catalytic Asymmetric Nitroaldol Reaction Utilizing a LnLi_3tris((R)-binaphthoxide)Complex((R)-LnLB)(Ln:Lanthanoid)" Tetrahedron Lett.,. 38. 6031-6034 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] K.Yamada: "A Catalytic Synthesis of 11-Deoxy-PGF1α Using ALB, a Heterobimetallic Multifunctional Asymmetric Complex" J.Org.Chem.(in press).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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