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スルホン酸基を有する海産異常スフィンゴシン類の合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 09231247
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京理科大学

研究代表者

滝川 浩郷  東京理科大学, 理学部, 助手 (40271332)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードスフィンゴシン / 海産天然物 / スルホン酸
研究概要

近年、分子内にスルホン酸基を有する“異常なスフィンゴシン類"が海産天然物として単離された。海産細菌Flavobacterium sp.より単離されたDNAポリメラーゼα阻害活性を有するFlavocristamide A、Bと、同族の細菌より単離されたSulfobacin A、Bである。(Flavocristamide BとSulfobacin Aは同一化合物である。)これらの合成研究を行っている。
1)従来のスフィンゴシン合成法に基づき合成したスフィンゴシン類縁体を、キラルなアジリジン化合物へと変換した。NaSHを用いてアジリジン環を求核的に開環し、鍵中間体となるジスルフィドを合成した。ジスルフィドをスルホン酸へと酸化できれば基本骨格の構築が完了であるが、この酸化反応は進行せず、現在も検討を続行中である。
2)硫黄原子の酸化状態を事前に高めておく別経路を検討した。天然型システインを原料とし、天然物と同じ炭素骨格を有するキラルなチアゾリジン化合物を合成した。チアゾリジン環上の硫黄原子をスルホンへと酸化し、スルフィン酸等価体へと導き、保護基の除去によってアミノスルフィン酸エステルを調製した。これのアミン部分を、別途調製した酸クロリドを用いてアミド化した後、加水分解及びスルフィン酸のスルホン酸への酸化を行い、Sulfobacin Bの合成を達成した。
3)Flavocristamide A、Bのアミド部分に対応する光学活性なヒドロキシカルボン酸は、酵素を用いた光学分割を利用し、調製を完了した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hirosato Takikawa: "Diastereoselective Epoxidation of the Double Bond at C-4 of sphingosines to Provide Phytosphingosine Relatives such as α-Galactosylceramide KRN 7000" Tetrahedron. 54(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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