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三次元ハイブリッド組織体としての機能性有機低分子ゲルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09232240
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

城田 靖彦  大阪大学, 工学部, 教授 (90029091)

研究分担者 中野 英之  大阪大学, 工学部, 助手 (00222167)
野間 直樹  大阪大学, 工学部, 助手 (70208388)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード有機低分子ゲル / 分子間水素結合 / 三次元ネットワーク / ゾル-ゲル転移 / 物理ゲル / 光・電子機能材料 / 超分子 / エレクトロクロミズム
研究概要

われわれは、(1)新規な有機低分子ゲルの創出、(2)ゲルの凝集形態と分子構造・分子間相互作用との相関の解明、(3)有機低分子ゲル創出のための分子設計指針ならびに三次元網目状組織体構築の手法の確立、(4)有機低分子ゲルの熱可逆的ゾル-ゲル転移の解析、(5)有機低分子ゲルの光・電子機能材料への応用、を目的として研究を行なっている。これまでに、4,4^',4^<''>-tris(stearoylamino)triphenylamine(TSATA)ならびにN,N^',N^<''>-tristearyltrimesamide(TSTA)が、種々の有機溶媒とゲルを形成しうることを見いだしている。
平成9年度は、8年度までに得られた知見をもとに、さらに新しい有機低分子ゲルの創製を目指して、新規化合物群1,3,5-tris(4-octadecanoylaminophenyl)benzene(TSAPB)ならびに1,3,5-tris(4-stearoylaminophenylphenylamino)benzine(TSA-TDAB)を設計・合成し、これらの有機低分子が、実際に種々の有機溶媒とゲルを形成しうることを見いだした。これらの新規分子系において、(1)分子間水素結合とゲル形成能との相関、(2)アルキル鎖長とゲル形成能との相関、(3)有機低分子ゲルの微細構造、について検討を行なった。その結果、TSATA,TSTAの系と同様にTSAPBならびにTSA-TDABの系においても、3つのアミド結合部における分子間水素結合と適当な長さの長鎖アルキル基が、ゲル形成に必要な三次元ネットワーク構造の形成に重要な役割を果たしていることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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