• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

構造の制御されたシーケンシャル星型ポリマーのリビングカチオン重合による合成

研究課題

研究課題/領域番号 09232251
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

金岡 鍾局  滋賀県立大学, 工学部, 講師 (10275167)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード星型ポリマー / ミクロゲル / リビング重合 / カチオン重合 / コアーファースト法 / ジビニルエーテル / イソブチルビニルエーテル
研究概要

本研究は,リビングカチオン重合を用いて,構造が制御された官能基を持つシーケンシャル星型ポリマーの合成法の確立を目的としている。本重点領域研究平成8年度の研究において,構造が制御され,かつ枝の数の多い星型ポリマーの生成反応の最適条件を検討したところ,ジビニル化合物によるポリマー結合反応では,一般に枝が長くなると,立体障害により枝の数と収率がともに減少し,長い枝を多数持つ星型ポリマーを高収率で合成することは困難となることがわかった。そこで本年度は,枝ポリマーの立体障害には影響を受けにくいと予想されるCore-First法を用い,種々の星型ポリマーの合成を検討した。
1.Core-First法による星型ポリマーの合成 ごく短いイソブチルビニルエーテル(IBVE)のリビングポリマー(10量体以下)と二官能性VEを反応させて得た可溶性のミクロゲルの中心核へ新たにモノマーを加え,中心核よりリビング重合を行うことにより,ポリマー結合反応より高収率で分子量の大きな星型ポリマーを合成することが可能となった。
2.枝の末端に官能基を持つ星型ポリマー リビングミクロゲルからIBVEを重合して得たポリマーの成長末端にマロネートアニオンを反応させて,枝の末端にマロネート基を導入した。このマロネート基を加水分解,脱炭酸することで,末端にカルボキシル基を持つ星型ポリマーが得られる。
3.星型ブロックポリマー リビングミクロゲルからIBVEを重合し,その成長末端からp-t-ブトキシスチレン(tBOS)を重合して,ビニルエーテルとスチレン誘導体のブロックポリマーを枝とする星型ポリマーを合成した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] M.Sawamoto, S.Kanaoka, and T.Higashimura: "Star-Branched Functional Macromolcules by Living Cationic Polymerization" Hyper-Structured Molecules I. (掲載予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] S.Kanaoka, T.Naito and T.Higashimura: "Synthesis of Star-Shaped Polymers by Living Cationic Polymerization from Microgel Core" Preprints fo 6th SPSJ International Polymer Congress. 29 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 金岡鍾局, 東村敏延: "リビングミクロゲルからのカチオン重合を用いたCore-First法による星型ポリマーの合成" 高分子学会予稿集. 46巻7号. 1067-1068 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 金岡鍾局, 内藤剛, 東村敏延: "リビングミクロゲルを核とするカチオン重合による星型ポリマーの合成" 高分子学会予稿集. 46巻2号. 166 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi