研究課題/領域番号 |
09234206
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
睦好 宏史 埼玉大学, 工学部, 教授 (60134334)
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研究分担者 |
タンゾ ウイリアム 埼玉大学, 工学部, 助教授 (00241919)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | プレストレストコンクリート / PCラーメン橋 / 耐震 / 地震応答 |
研究概要 |
本研究は、プレストレストコンクリート(PC)ラーメン高架橋において、橋軸方向に地震が生じた場合のPC桁の耐震性状及びPC桁を有する構造物の応答性状を明らかにするため、1径間PCラーメン高架橋に着目し、PC桁の正負交番載荷実験、サブストラクチャー仮動的実験、PC桁部材の復元力モデルを新たに作成し、これを用いた動的応答解折を行った。本研究から以下のことが明かとなった。 1)PC部材の復元力特性を、簡単な指標を用いて比較的精度よく表現できる復元力モデルを作成することができた。 2)地震力下において、PC桁に死荷重及び活荷重と逆方向のモーメントが作用する場合、PC橋脚だけではなく、PC桁にも大きな損傷が生じることが明かとなった。これは、一般には、桁の設計は死荷重及び活荷重に対して行われているため、これと逆方向に作用する荷重作用に対しては、ほとんど考慮されていないからである。 3)PC部材はエネルギー吸収能が小さいが、PRC構造とすることでこれを改善することができる。この場合、正負のモーメントに対して配筋等を考慮する必要がある。
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