研究課題/領域番号 |
09234215
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
杉戸 真太 岐阜大学, 工学部, 教授 (60115863)
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研究分担者 |
八嶋 厚 岐阜大学, 工学部, 助教授 (90144394)
岡 二三生 京都大学, 工学部, 教授 (10111923)
金折 祐司 山口大学, 理学部, 教授 (60194883)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 要注意活断層 / 強震動予測 / 工学的基盤 / GIS / 地震被害想定 / インターネット |
研究概要 |
本研究の第一の目的は,全国的に分布する要注意活断層を地震学的見地から特定し、断層近傍での強震動の工学的特性を十分考慮した予測手法により各断層による強震動分布を推定することにある。つぎに、地震災害の大きな要因となる地盤の液状化に関して、都市部における液状化危険域のマップを作成することにある。さらに、特定された断層の活動度、地震発生の逼迫度を考慮し、強震動の危険度マップを総合的な観点から作成し、地域的な強震動危険度の相対評価を行うシステムを作成することが本研究の最終目的である。具体的に以下の点について検討を行った。 (a)「日本の活断層」として報告されているものを見直し、地中における起震断層としては繋がっていると考えた方が合理的なものを断層群としてとらえた。これらの判断は強震動予測には不可欠であり、全国的なレベルでの「要注意断層」の断層パラメータを特定した。 (b)研究代表者らにより提案されている強震動予測手法については、近年蓄積されてきている断層近傍での強震動記録を詳細に検討し、その工学的特性を反映するように修正した。この予測モデルを用いて,特定された要注意断層に対し工学的基盤レベルでの強震動分布図を作成した。 (c)近年急速に進歩しつつあるGISの技術を取り入れ、上記に成果をパソコン上で簡便に利用できるシステムにした。さらに、自治体などの担当者がインターネットを利用して任意の震源断層による強震動分布を簡単に得ることができるシステムを構築しつつある。
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