研究課題/領域番号 |
09234232
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
三浦 房紀 山口大学, 工学部, 教授 (60109072)
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研究分担者 |
瀧本 浩一 山口大学, 工学部, 助手 (50263794)
久長 穣 山口大学, 工学部, 講師 (80228725)
鍾 寧 山口大学, 工学部, 助教授 (70284263)
古賀 和利 山口大学, 工学部, 助教授 (50107728)
清野 純史 京都大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00161597)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 地震防災 / 情報システム / データベース / 地理情報システム / 画像処理 |
研究概要 |
地震断層のモデル化から、その活動によって地震波が放射され、注目当該地点での基盤地震動を推定するモジュール、その地震基盤加速度から地盤の応答解析を行い地表面の地震動を推定するモジュール、さらにその地表面加速度から計測震度を算定するモジュール、計測震度、あるいは地表面加速度を用いて算出する応答スペクトルから家屋の被害推定を行うモジュール、家屋被害から人的被害を推定するモジュールを完成させた。 これによって地震発生から被害の推定までの一連の作業が自動的に行えるシステムを構築できた。またこれと並行して、宇部市、岩国市の地盤データ、人口データ、家屋データの整備を行っている。これらはオブジェクト指向の考えに基づいて構築しているので随時更新可能である。 次に、意志決定支援システムを構築するに当たって、まず防災計画震災対策編をシステム分析し、構造モデル化を行って、これをソフトウェア化した。これはパソコン上で、震度の情報入力に対して各部署が何をどのようにどの時点で行うかを提示するシステムである。この中には時事刻々と入ってくる情報を蓄積する機能を持たせている。これを次の意志決定に利用するわけであるが、この点については、引き続き研究している。 さらに、地震被害状況を既存の画像処理技術を用いて定量化することを試みた。処理対象の画像データは、阪神・淡路大震災後の建物の状況を路上より自由な角度で撮影した写真をスキャナーで640×400画素の256階調で取り込んで用いた。処理はエッジ抽出、細線化、線分の方向検出の順に行い、線分方向のヒストグラムを作成した。ヒストグラムには、建物の水平、垂直、奥行き方向を示す2つないし3つのピークが現れるが、それ以外の方向を示す線分の割合が被災状況の主観的評価とほぼ一致するという結果を得た。
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