• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

事例分析による地盤の側方流動の予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09234245
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関(財)震災予防協会

研究代表者

若松 加寿江  財団法人震災予防協会, 研究員 (10132789)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード液状化 / 側方流動 / 地震被害 / 事例
研究概要

航空写真測量によって側方流動による地盤変位が既に測定されている事例(1983年日本海中部地震,1995年兵庫県南部地震などの国内5地震)の中から,地表面が安定的に動いており,かつ地盤などの条件がシンプルで信頼度の高いデータのみを抽出し,液状化層厚,非液状化層厚,地表面勾配等と地表面の水平変位量の関係について相関解析を行った。さらに,事例分析結果と他機関で行われた模型地盤による流動実験および液状化土の物性に関する試験結果と合わせて総合的に考察することにより,現時点で以下の結論を得た。
(1)事例分析結果より得られた結果
・傾斜地盤における地表面の水平変位は,地表面勾配および液状化層厚に比例して増大する。
・護岸移動による背後地盤の水平変位は護岸移動量に比例して増大する。兵庫県南部地震と新潟地震の事例では,護岸移動量の約1/2となっている。
(2)事例分析結果と他機関における模型実験結果を総合して得られた結果
・傾斜地盤における水平変位は地表面勾配,液状化層厚の1/2乗および流動継続時間の積に比例することが明らかになり,以下の予測式を提案した。
D≒15×10^2・(√Hθ)/N
ここに,D:地表面の水平変位量,H:液状化層厚,θ:地表面勾配,N:液状化層の平均補正N値

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 濱田政則・若松加寿江・渋谷武弘・目堅智久: "側方流動の事例分析による予測法の研究" 第32回地盤工学研究発表会発表講演集. 540-541 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 濱田政則・若松加寿江・渋谷武弘・目堅智久: "側方流動の事例分析による予測法の研究" 土木学会第52回年次学術講演講演梗概集. III. 1097-1098 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 濱田政則・若松加寿江・目堅智久: "事例分析による側方流動の予測法に関する基礎的研究" 第24回地震工学研究発表会講演論文集. 1153-1167 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 若松加寿江・濱田政則・川上哲太朗: "液状化による地盤の側方流動のメカニズム(その1.事例分析と液状化土の特性)" 第2回都市直下地震総合シンポジウム論文集. 257-260 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 濱田政則・若松加寿江: "液状化による地盤の側方流動のメカニズム(その2.相似則と地盤変位量の予測)" 第2回都市直下地震総合シンポジウム論文集. 261-264 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi