研究課題/領域番号 |
09237222
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
岡畑 恵雄 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (80038017)
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研究分担者 |
森 俊明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (50262308)
江原 靖人 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (40251657)
佐藤 智典 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | DNA / キャスト膜 / 配向化薄膜 / 異方性電流 |
研究概要 |
本研究は、DNA-脂質複合体を用いてDNA二重らせん鎖を一方向に配向させた薄膜を作製し、電極上でDNA鎖に沿った電子移動や電極反応を実現することを目的として行い、以下の成果を得た。 1)サケ精子由来のDNA(分子量200万以上)を超音波照射により分子量10万くらいの長さに切断する。DNA中のリン酸アニオンと等モルのカチオン性脂質を加えて、DNA-脂質複合体ポリイオンコンプレックスの沈殿として得た。 2)これをクロロホルムなどの有機溶媒に溶解して、円偏光二色性CDスペクトルや500MHz-NMRスペクトル(いずれも現有の設備)などから有機溶媒中でも二重らせん構造を形成していることを確認した。 3)これをガラス板上にキャストしてフィルムを得た。このフィルムは水に不溶で自立性となるので、基板からはがして一方向に延伸した。X線回折によりフィルム中での塩基間距離、二重らせん鎖間の距離や配向方向などを決定した。二重らせん鎖の配向は偏光紫外吸収の二色性比からも求めた。 4)くし形電極を用いてDNA配向化フィルムの電導性を測定したところ、DNA鎖の配向方向に沿って10^<-S>Scm^<-1>の電流が流れることがわかった。
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