研究課題/領域番号 |
09240223
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
南 三郎 鳥取大学, 農学部, 助教授 (70032307)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | アミノ多糖 / キチン / キトサン / 生体防御 / 補体活性 / 多形核白血球 / 化学発光 / 肉芽形成 |
研究概要 |
キチン及びキトサンの補体活性効果をヒト血清を用いて検討した。解析法法は一元放射状免疫拡散法によった。 その結果これらの物質は副経路を介した補体の活性を発現することを明らかにした。したがってキチン・キトサンを体内に投与すると、体液中の補体と反応しC3およびC5が活性化を引き起こす。その結果C3はC3aとC3bに分解し、C5はC5aとC5bに分解する。これらの成分の内C3bとC5bはオプソニンとして作用し、細菌の標識化がおこり効率よく生体の遊走細胞によって捕食され、殺滅される。またC3aとC5aはアナフィラトキシンとして生体を活性化させるとともに、多形核白血球の強力な遊走因子であり、効率よく投与部位に遊走細胞を集合させる働きをする。かくして感染を受けた生体組織はこのメカニズムで清浄化されることになる。このことがキチン・キトサンの創傷治癒促進効果の発端であり、現在まで不明であったメカニズムの1部を明らかにすることができた。
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