研究課題/領域番号 |
09240234
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
岩村 道子 東邦大学, 理学部, 教授 (90057597)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ケージド化合物 / アポトーシス / グルコピラノンルニトロベンジル / 細胞認識 / ケマリニルメチル |
研究概要 |
1 糖による細胞認識能を持たせることを期待して、昨年度5-O-(β-glucopyranosyl)-2-nitrobenzyl caged Leu-Leu-OMeを合成した方法でラクトース、ガラクトース、マンノースでo-ニトロベンジルの5位を修飾したCagedLeu-Leu-OMeを合成し、PBS^1%DMSOへの溶解度、光化学反応性を調べた。o-ニトロベンジルよりも光分解効率のよい2-ニトロフェネチル基に糖を修飾する方法を確立し5-O-(β-glucopyranosyl)-2-nitrophenethyl caged Leu-Leu-OMe3を合成した。3は350nm光の短時間照射により、最も効率よくHL60細胞のアポトーシスを誘発した。さらに、5-O-(β-glucopyranosyl)-2-nitrobenzylおよび5-O-(β-glucopyranosyl)-2-nitrophenethyl caged Gly-OMeを合成し、HL60細胞存在下での光照射をおこない、光分解の副性生物簾であるニトロソアルデヒド、ニトロソケトンに細胞傷害性のないことを確認した。 2 新規な光分解性保護樹を開発することを目的として、これまでにりん酸の保護樹として開発されたケマリニルメチル、アントラキノニルメチルなどをヒドロキシ基、アミノ基に導入する方法の条件検討をおこない、合成した化合物について光分解反応をおこなった。いずれもヒドロキシル基の光分解性保護基としては有効であるが、アミノ基の保護基としては機能しないことがわかった。また、蛍光プローブの開発をめざして、種々のモノ、ポリヒドロキシ置換ベンゼンを合成その吸収、発行スペクトルの特性を調べた。
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