• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

有機ポリマーを用いたマイクロEOプローブ

研究課題

研究課題/領域番号 09241206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

伊藤 雅英  筑波大学, 物理工学系, 講師 (30150874)

研究分担者 黄 洪欣  筑波大学, 物理工学系, 助手 (10282336)
谷田貝 豊彦  筑波大学, 物理工学系, 教授 (90087445)
吉川 宣一  筑波大学, 物理工学系, 講師 (00282335)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード有機非線形 / 近接場光学 / 電気光学効果 / DR1 / MNA / PMPD / マイクロ加工
研究概要

EOプローブは非接触で回線からの漏れ電界を電気光学効果を介して光学的に測定するものである.現在のプローブは無機の非線形単結晶を用いていて,サブミリの分解能であり,感度も十分ではない.有機ポリマーや結晶は,分子構造の設計の自由度の多さから,無機結晶と比較して10-100倍の電気光学効果が期待されている.また,製作も容易で,加工も可能である.
本年度取り扱った材料は,PMMA(poly-methyl metacrylate: (C_5H_8O_2) _n)中に非線型色素であるDR-1(dispersive red 1(3wt%))を拡散したもの,側鎖型ポリマーであるPMPD(cromophre(DR1)liading level 78%),および,MNA(2-methyl 4-nitroaniline)単結晶の3種である.ポリマー材料は基板にスピンコートした後ガラス転移点温度以上に加熱しながら電界をかけポーリングを行い配向をそろえた.一方結晶は単結晶化のためにゾーンメルト法を用いた.非線形定数の測定を測定した結果側鎖ポリマーおよび有機結晶は60〜70pm/Vであることがわかった.
プローブは誘電体ミラーは入射光に共振するように設計されている.直線偏光を入射した場合膜の光路長はnλ/2のとき光は膜内に閉じ込められ外側はエバッネセントモードとなる.屈折率が変化し,共振条件がくずれるとエバネッセント波は伝播光として放出される.
MNAは結晶であるのでポーリングの必要がなく非線形定数も大きい.これを石英ガラス細管に充填し再結晶化することによりファイバー型のマイクロプロープの製作を行なった.また,PMMA(DR-1)に電子ビームを照射することにより色素を分解することができる.これにより波長以下の構造を持つ機能的なプローブを作成すること可能となった.現在0.2μmの線幅で加工を行っている.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Harada, K.Munakata, M.Itou, N.Yoshikawa, T.Yatagai: "Spafiad light modulators with polymoric thin film Fabry Perotetatons" Trends in Optics and Photonics. 14. 127 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] K.Harada, M.Itou, H.Musturu et.al.: "Micro fabrication of electro-opic al structures in polymer films" Trends in Optic and Photonics. 14. 132 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi