研究課題/領域番号 |
09242212
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
星野 敏春 静岡大学, 工学部, 教授 (70157014)
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研究分担者 |
浅田 寿生 静岡大学, 工学部, 教授 (90022269)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 合金の相図 / 第一原理計算 / FP-KKR-Green関数法 / LSDA / GGA / 有効原子対相互作用エネルギー / クラスター変分法 |
研究概要 |
1.密度汎関数法の局所密度近似(LSDA)を超えた非局所密度近似の計算(generalized gradient approximation; GGA)でぼ母体機械的性質(格子定数、弾性定数)の計算を実行し、3d遷移金属を含め、ほぼ実験値を再現することを明らかにした。 2.Cu、Al中の空格子形成エネルギーをGGA計算で求め、実験値との良い一致を得た。格子歪効果も第一原理計算で求まる原子に働く力を入力パラメータとするKanzaki模型で取り扱える。空格子周りの母体原子の格子歪は振動しながら、かなり遠方まで存在する。 3.金属中の不純物対の相互作用エネルギーを求め、多くの場合に第一近接相互作用エネルギーが支配的であることを明らかにした。(第一近接相互作用エネルギーの符号でsegregationとdisorderの区別ができる)現段階の計算ではLSDAとポテンシャルの球面近似を用いている。また、クラスター変分法でCu中のCo、Pd中のRuの不純物溶解度限を計算し、実験結果をよく再現することを示した。また、不純物領域内の原子のrandomnessのみをdirect configurational averaging法で取入れた計算でも、diffuse-scatteringの実験結果からInverse Monte Carlo法で決定される有効原子対相互作用エネルギーの濃度依存性を再現することを示した。(低濃度合金)
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