研究課題/領域番号 |
09245105
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
阿草 清滋 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90026360)
|
研究分担者 |
落水 浩一郎 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10022310)
片山 卓也 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70016468)
中田 育男 法政大学, 情報科学部, 教授 (70133022)
佐伯 元司 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (80162254)
鯵坂 恒夫 和歌山大学, システム工学部, 教授 (30175864)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
41,000千円 (直接経費: 41,000千円)
1999年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
1998年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1997年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
|
キーワード | 細粒度リポジトリ / 段階的詳細化 / 分散ソフトウェア開発 / ソフトウェアパイプライニング / メソッドエンジニアリング / ソフトウェア発展 / 構造的仕様化技法 / プログラム・パターン / 波及解析 / 漸増的ソフトウェア設計 / 構造的発展 |
研究概要 |
阿草は、既存ソースプログラムを解析しその結果を蓄積するために、細粒度のリポジトリを開発した。CASEツール作成者は、このリポジトリを使うことにより、構文解析や依存解析などのモジュールを作成する手間を省くことができる。ソースプログラムの解析によりライブラリの典型的な利用パターンを発見した。 片山は、要求仕様変更とプログラム変更の関係を代数束により形式化し、ソフトウェア発展関係の理論的基礎を与えた。ソフトウェアの段階的詳細化において各段階でプログラムテストを可能とする方式として、抽象実行に基づくソフトウェア構成法を開発した。また、オブジェクト指向開発法の形式化を試み、分析モデルの統合と分析モデルの検証法を与えた。 落水は、近年のソフトウェア開発は、分散環境における共同作業であることに注目し、このような環境下でのソフトウェア開発支援のために、開発状況を保持する情報リポジトリを用いて漸進的に情報の矛盾や不確実さの解消を行うモデルを提案し、それに基づく支援環境を構築した。 中田は、スライディングウィンドウを持つ計算機の命令レベルの並列化のために、ループのソフトウェアパイプライニングのレジスタ割付方式としてスパイラルグラフを提案した。また、コメントの処理などに必要とされる字句解析器の最短一致法を開発した。 佐伯は、再利用プロセスの形式化をユースケースのパターン化とその構造変換規則として行った。分析パターンや設計パターンの構造をパターン化し、必要に応じてホットスポットを埋める手法を提案した。また、ソフトウェアアーキテクチャをカラーペトリネットで形式化し、非機能要求の検証を可能とした。
|