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計算機ネットワークの発展支援機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09245210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

今泉 貴史  東京工業大学, 工学部, 講師 (70242287)

研究分担者 青山 幹雄  新潟工科大学, 工学部, 教授 (40278073)
鈴木 正人  北陸奥端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (30242572)
権藤 克彦  東京工業大学, 情報理工学研究科, 講師 (50262283)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードTCP / IP / ネットワーク / 自動設定
研究概要

ネットワークサービスの設定は,組織や計算機ごとに管理者が手作業でおこなう.これらの設定にはネットワークに関するさまざまな知識が必要である.また,個々の設定だけではなく,サイト全体の管理方針にしたがって,それらを設定する必要がある.しかし,拡大するネットワークに対して,熟練した管理者の不足や,管理者の作業の増大によって,大規模なネットワークを手動で管理することは非現実的になりつつあり,設定の自動化技術が要求されている.
本研究では,新たに提案するNCSLシステムによって,これらの問題を解決し,大規模なサイト全体の管理・運用の計算機による支援を実現することを目的とする.
NCSLシステムでは,サイトを運用するにあたって,ネットワークの論理的な階層構造に基づく管理の導入と,新たに規定したサービス設定記述言語NCSLによるサービスの設定の記述という,ふたつのアプローチをとる.これらにより,大規模性の確保,実際の組織構造に基づく管理,統一されたサービスの設定の記述,システムによるサービス間の依存関係の解決などができる.また,ネットワークサービス設定記述言語に,サービスの差分的な記述法を導入する.差分的な記法によって,階層構造の下流の組織では,上流の組織の設定内容を継承した設定をおこなうことができる.また,上流から下流に対して,設定の自由度を設定することも可能となる.
これらのアプローチに基づき,NCSLシステムの動作仕様を設計した.各サービスをパラメータとメソッドを持ったサービスオブジェクトとして扱い,コントローラと呼ばれるプログラムによってそれらを管理する.コントローラはサービスオブジェクトや,他の計算機のコントローラと通信し,サービスオブジェクトのパラメータを無矛盾な状態にした後に,メソッドを呼び出す.実際のサービスの設定ファイルは,具体化スクリプトと呼ばれるプログラムが生成する.
動作仕様を元に,プロトタイプの実装と,いくつかのサービスに関する記述実験をおこない,NCSLシステムが,大規模なサイトの管理・運用支援に有効であることを確認した.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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