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既存ソフトウエアの適応と発展のためのプログラム解析・構成システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09245218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 克郎  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (20168438)

研究分担者 楠本 真二  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 講師 (30234438)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードプログラムスライス / 保守作業 / 実験的ソフトウェア工学 / 適用実験 / スライス抽出
研究概要

ソフトウエアに対する保守(機能の変更,追加)を行うためには、まず、新しい機能を追加すべき場所や変更すべき機能の特定を行うことが必要である。これらの作業を効率良く行う方法の一つとして、プログラムスライス技法(Program Slicing)を用いることが可能である。プログラムスライス技法はプログラム内のある文の実行に影響を与える全ての文を抽出する技術であり、抽出された文の集合をスライスと呼ぶ。
これまでに、静的スライス(プログラムの依存関係を解析し、それに基づいて求められるスライス)を用いた開発支援ツールを開発してきている。このツールを用いることにより、プログラム中で保守に関係のある部分のみを作業の対象とすることができるため、効率の良い保守作業を行うことが期待される。
本研究では、上で述べた開発支援ツールが実際のプログラムの保守作業に有効であるかどうかを実験的に評価することを目的とする。具体的には、6人の被験者(2つのグループG1とG2に分ける)と2種類のプログラムP1とP2を用意する。まず、G1の被験者がP1を、G2の被験者がP2を、それぞっれ支援ツールのスライス抽出機能を用いずに保守作業を行う。次に、G1の被験者がP2を、G2の被験者がP1を、それぞれ支援ツールのスライス抽出機能を用いて保守作業を行う。G1とG2の間で保守作業に要した時間についてスライス抽出機能を用いた場合と用いなかった場合での比較を行う。実験の結果、ツールのスライス抽出機能を用いた方が、スライス機能を用いない方よりも効率良く保守作業が行えることが確認できた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 西江圭介: "プログラムスライスに基づくデバッグ支援ツールの実験的評価" ソフトウェアシンポジウム97予稿集. 142-147 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 西松顯: "依存関係解析に基づく開発支援システムへの動的スライス抽出機能の追加" 情報処理学会第55回全国大会論文集. 1-418-1-419 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 西松顯: "保守プロセスに対するプログラムスライスの実験的評価" 電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会技術報告. (採録予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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