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ソーティングネットワークを用いたCP非保存実験用高速データ収集システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09246204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

浅野 侑三  筑波大学, 物理工学系, 教授 (80100808)

研究分担者 田中 真伸  高エネルギー加速器研究機構, 物理研究部, 助手 (00222117)
森 茂樹  筑波大学, 物理工学系, 教授 (60100822)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードイベントビルダー / ソーティングネットワーク / ソーティング・アルゴリズム
研究概要

Belle検出器システムの、シリコンバーテックス検出器は、大量のデータが短時間に発生し、パイプラインに蓄えた各場所を、時間スロット順に並べ直すイベントビルダーの役割が重要になる。イベントビルドを高速に行う手法として、ソーティングネットワークによる方法の基礎的な研究を行った。すなわち、最も単純な奇偶変換ソ-ト法(隣あった入力線のみのヘッダ-の大小を、比較して、それに従って出力をソ-トする方法)のアルゴリズムを用い、FIFOメモリーとCPLD(Complex Programmable Logic Device)を用いてハードウェアを構築して、システムクロックの周波数を変え、また入力データ線数を変えて、スケーラビリティのテストを行った。必要なTime Slot Interchangerは、今年度の間にあわなかったので、その部分は、トランスピュータ-のプログラムで代用した。
システム・クロックを5MHzから40MHzまで5種類、入出力線数を2から7まで変えて、動作の確認と測定を行った。その結果、7入力で、40MHzまで動作した、この時、ネットワークサイズによる処理速度の減少は見られなかった、クロック速度の限界は、使用したデバイスの限界であって、アーキテクチャーによる限界ではない。将来、動作速度の速いデバイスを使用する事で、この限界は更新できる。
これをイベントビルダーに応用するには、もっと能率の良いソーティング・アルゴリズム(例えば、バイトニック.ソーティングや、Batcherの奇偶ソ-ト法などがある)を用いる事と、多層基板を用いて、電源ラインを強化するなどの改良が必要である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Kamiyamaguchi, M.Tanaka, Y.Asano, Y.Nagasaka: "Self-routing Event Building on Sorting Network" KEK Preprint. 97-242. 1-21 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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