研究課題/領域番号 |
09246221
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
塚本 俊夫 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (40217287)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 高速読み出し / データ収集システム / VMEバス / CCD素子 / 素粒子物理実験 / 高エネルギー実験 |
研究概要 |
大量データを高速にて処理することは高エネルギー実験において必須事項であり、本研究では、VMEバスを用いた高速データ処理システムの開発を、具体例として、次世代バ-テックス検出器の候補として有望なCCD素子の読み出しに適用して行った。 CCD素子は数百kから数Mピクセルよりなり、各ピクセル情報はシリアルに出力されが、それら大量データをビームの繰り返しの周期内で取り込み、処理する必要がある。 本年度、CCD出力をMHzをこえる高速ADCにてデジタル変換し、VMEボードコンピュータ+リアルタイムOSの構成を作り上げ、実際に ・2Mbytes/secのthroughput を実現した。この数字は、現行巨大加速器実験である、LEP実験等における処理能力に匹敵する。 このシステムを用い、筑波にある高エネルギー加速器研究機構において、実際に高エネルギービームへの照射実験を2回にわたりおこない、CCD素子中に形成される飛跡を、世界で初めて、常温下にて認識させることに成功した。また、その結果、ピクセルサイズ24μmのCCDについて、位置分解能3.0μmを達成した。この値はCCD飛跡検出器として低温下にて運転中の最先端実験である米国SLD実験での達成値4.6μmを凌ぐ値である。
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