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ゼロエミッションシステムにおけるライフスタイルの模索

研究課題

研究課題/領域番号 09247221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

高月 紘  京都大学, 環境保全センター, 教授 (80026228)

研究分担者 水谷 聡  京都大学, 環境保全センター, 助手 (80283654)
酒井 伸一  京都大学, 環境保全センター, 助教授 (90170555)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードライフスタイル / ゼロエミッションシスステム / 炭酸ガス / 環境負荷 / モデル計算
研究概要

我々の人間活動において,環境負荷を可能な限りゼロに近づけるためには,ライフスタイルを変えていく必要があること踏まえ,「環境にやさしいライフスタイル」を試行した場合に,どの程度環境負荷が低減できるのかを検討した。
ケーススタディーとして,現在考えられる「環境にやさしいライフスタイル」を試行した場合,CO_2排出の削減がどの程度できるものかについてモデル計算を行った。大人2人子供1人の3人家族を考え,生活の中の代表的な場面において,平均的な生活を行った場合と,削減の工夫をした場合の比較を行った。CO_2発生量の評価については,家庭内で消費されるエネルギー以外に,包装材の製造や輸送にかかるエネルギー消費や,上水の供給に関するものを含めて評価した。CO_2削減としては,自家用車による通勤をやめて電車による通勤にする事や冷暖房を工夫する事による効果が大きく,工夫した生活を行うことによって,合計452kg-C/年のCO_2削減となることが示された。
さらに,2010年のライフスタイルとCO_2排出削減の可能性についても検討を行った。家電製品を買い換えるに当たり,効率の良いものを選択するなど省エネに配慮することによって,エアコンの場合には67kg-C/年・世帯冷蔵庫では42kg-C/年・世帯のCO_2排出を削減することが可能である。このほか太陽熱温水器の導入や,暖房における石油ストーブからエアコンへの切り替えといった適切な技術の選択,ライフスタイルにおける無駄な部分を見直す等の工夫を組み合わせることによって,日本全体で1990年と比較して5%〜30%程度のCO_2排出量の削減が可能であることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日本家政学会(編): "ライフスタイルと環境" 朝倉書店, 157 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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