研究分担者 |
比舎 弘子 関西医科大学, 医学部, 助手 (90151422)
土岐 純子 関西医科大学, 医学部, 助手 (40077681)
足立 靖 関西医科大学, 医学部, 講師 (10268336)
稲葉 宗夫 関西医科大学, 医学部, 講師 (70115947)
安水 良知 関西医科大学, 医学部, 講師 (00142753)
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研究概要 |
(1)マウスにおいて、多能性造血幹細胞(P-stem cells)を精製する新しい方法を確立した。その結果、P-stemは、Lin^-/classI^<high>/CD71^-/c-kit^<<low>のマーカーを有すること,この細胞(c-kit^<<low> cells)は、6ヶ月毎のserial bone marrow tranplan-tation(BMT)により、2年以上recipient mice を recon-stitutionし得る事を見出した(Proc.Natl.Acad.Sci.94:2513-2817,1997)。 (2)このP-stem cellsは、胸腺内へ注射すると胸腺内ですべての血球系へと分化できることが明らかになった(Stem Cells,15:430-436,1997)。 (3)このP-stem cells(c-kit^<<low> cells)は、CFU-S assayでは、16日以後に初めてcolonyを形成する細胞であることを発見した(Submitted to Blood)。 (4)ヒトの臍帯血より、CD34^+/c-kit^<<low> cellsを分離し、この細胞をin vitroでcultureするとc-kit^<<low>からc-kit^+の細胞へと分化することが明らかになった(Stem Cell,15:420-429,1997)。 (5)マウスのP-stem cellsはstromal cellsとの間に主要組織適合抗原複合体(MHC)のclass I の拘束生を有することを発見した(Blood,89:49-54,1997)。 (6)さらに、このMHCの拘束性は、class IのH-2DとH-2S locusに強い拘束性を示すことを見出した(Stem Cells,15:461-468,1997)。
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