研究課題/領域番号 |
09253105
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
福島 昭治 大阪市立大学, 医学部・第一病理学教室, 教授 (00137077)
|
研究分担者 |
津田 洋幸 国立がんセンター研究所, 化学療法部, 部長 (10163809)
立松 正衛 (立松 正衞) 愛知県がんセンター研究所, 病理, 部長 (70117836)
広瀬 雅雄 国立衛生試験所, 病理部, 部長 (90145748)
今井田 克己 名古屋市立大学, 医学部・病理学, 助教授 (90160043)
中江 大 奈良県立医科大学, 腫瘍病理, 助教授 (90207712)
高橋 道人 国立衛生試験所, 病理部, 部長 (30080005)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
105,000千円 (直接経費: 105,000千円)
1999年度: 35,000千円 (直接経費: 35,000千円)
1998年度: 35,000千円 (直接経費: 35,000千円)
1997年度: 35,000千円 (直接経費: 35,000千円)
|
キーワード | 発がんリスク評価 / 環境発がん物質 / ヘテロサイクリックアミン / diethylnitrosamine / 前がん病変 / 遺伝子変異 / in vivo変異原性 / 8-ハイドロオキシグアニン / 発ガンリスク評価 / in vivo 変異原性 / PhIP / DNA付加体 / 環境因子 / 変異原性 / ニトロソ化合物 / 酸化的ストレス |
研究概要 |
1)Diethylnitrosamine(DEN)投与ラット肝におけるglutathione S-transferase placental form(GST-P)陽性細胞巣の発生は0.0001〜0.01ppmまでは、対照群と全く差はなく0.1ppm以上で有意に増加が認められ、平坦-立ち上がり曲線を示し、DENの肝発がん性には無作用量の存在が強く示唆された。2)SCIDマウスは2-amino-3-methylimidazo[4,5-f]quinoline(IQ)の低用量の大腸発がんに高感受性で、発がんリスク評価に有用である可能性が示唆された。3)非遺伝毒性発がん物質であるphenobarbitalによりラット肝にP450を誘導し、それとともにOHラジカルを産生し、8hydroxyguanine(8-OHG)を形成することが示された。4)各種トランスジェニックあるいはノックアウト動物の変異原活性、および発がん感受性を検討した。リスク評価に有用な高い発がん受性を示すものも多いが、発がんリスク評価に対する有用性にはさらなる追究を要する。5)がん関連遺伝子変異の高感度検出法としてPLACE-SSCP法を検討した。10^<-7>の頻度で生じる突然変異の検出系を開発しつつある。6)被検物質の1回投与後3日における標的臓器の8-OHGレベルの高値を指標として発がんリスクを評価し得る可能性が示唆された。
|