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C型肝炎ウイルスのIRES機能

研究課題

研究課題/領域番号 09253207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

豊田 春香  東京大学, 医科学研究所, 講師 (10197973)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1997年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードC型肝炎ウイルス(HCV) / IRES / 蛋白質合成開始機構 / 宿主因子 / 組織特異性複製
研究概要

(1) ジシストロニックmRNA構造をもつcDNAの作成:HCVIRESとして遺伝子型1bおよび2bRNAの5'末端から、それに続くコア蛋白の69塩基までのRNA領域を使用した。第1シストロンにCAP依存的に翻訳されるCATmRNA、第2シストロンにはHCVIRES依存的に翻訳されるように設計したβ-gal mRNAをもつジシストロニックmRNAのcDNAを作製した。このジシストロニックmRNAの発現がCAGプロモーターによりコントロール可能なプラスミドを構築し、HeLa細胞にトランスフェクション法により導入したところCAT及びβ-gal両活性が検出された。
(2) 組換え体アデノウイルスの作製:このmRNAの発現系としてアデノウイルスベクター(Adex1w)を利用した。遺伝子型1b,2bともにそれらIRESをもつ組み換えアデノウイルスを作製することが出来た。
(3) 培養細胞におけるレポーター遺伝子発現量の測定:培養栽培として、HeLa,AGMK,HepG2細胞を用いた。これら細胞に上記組換え体アデノウイルスを感染させたところ、CATおよびβーガラクトシターゼの両酵素活性を検出することが出来た。この酵素活性はウイルスの感染価に伴って変化し、また感染時間によっても変化した。このような結果は、CAT活性に対する相対的なβ-gal活性を比較することで各種IRES活性の比較を行える可能性を示している。
さらにHeLa細胞においては、換えアデノウイルス感染後の個々の細胞におけるレポーター遺伝子(CAT及びβ-gal)の発現量を、共焦点レーザー顕微鏡を用いて定量化する系を確立した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Tsuchihara: "Specific interaction of polypyrimidine tract-binding protein with the extreme 3'-terminal structure of the hepatitis C virus genome,3'X" J.Virol.71. 6720-6726 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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