研究課題/領域番号 |
09254229
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
武田 俊一 京都大学, 医学研究科, 教授 (60188191)
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研究分担者 |
岩井 裕子 京都大学, 医学研究科, 助手 (10281726)
園田 英一郎 京都大学, 医学研究科, 助手 (50281093)
高田 穣 京都大学, 医学研究科, 助手 (30281728)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | DT40 / 相同組み換え / 組み換え修復 |
研究概要 |
ゲノムDNA上に2本鎖切断が起こり、それが修復されないと真核細胞は死亡する。真核細胞は、組み扱え修復(相同組み換え)とend joiningという2種類のDNA2本鎖切断修復経路を待つ。これらの生化学反応に関わるタンパク群は、その1次構造が酵母からヒトに至るまで非常によく保存されている。組み換え修復に関わる遺伝子群をRAD52エピスタシスグループと呼び、10種類以上の遺伝子が酵母とヒトでそれぞれ知られている。RAD51は、このエビスタシスグループの一員であり、酵母のRad51欠損株は、増殖可能であるが、ゲノム上に2本鎖切断を誘導する電離放射線照射に対して著しく感受性がある 我々は、高等真核細胞(ニワトリBリンパ細胞株、DT40)からRad51コンディショナルミユ-タント細胞を世界で初めて作成した(Sonoda et al,EMBO J.,Vol.17;598-608,1998)。このミユ-タントのRad51の発源を停止させると、少数のランダムな染色体断裂がM期で観察され、ほとんどの細胞は分裂後、死亡する。この結果は、高等真核細胞では増殖中に染色体断裂が起き、Rad51はその断裂を修復するのに必須の働きをしていることを示唆する。 相同組み換え機構が、染色体の構造維持にかかわっているという我々の研究結果は、その異常が染色体構造を不安定にし、発ガンの原因になりうることを示唆する。
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