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TNF受容体ファミリーの情報伝達分子LAPファミリーによるアポトーシス制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 09254245
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

本山 昇  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (50277282)

研究分担者 渡邊 武  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40028684)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードTNFレセプター / IAPファミリー / X-linked IAP / アポトーシス / 胚性がん細胞 / 細胞死 / ノックアウトマウス
研究概要

細胞死(アポトーシス)は、多細胞生物の細胞数、発生分化、形態および恒常性の維持において重要であり、この制御機構の破綻は、細胞のがん化などの原因となる。種々のアポトーシス制御分子がクローニングされてきたが、その制御機構については不明な点が多い。ウイルスのアポトーシス阻害分子の一つであるIAP(Inhibitor of Apoptosis Protein)のほ乳類ホモログがTNFレセプターのシグナル伝達分子として発見された。TNFレセプターはファミリーを形成しており、他のファミリーのシグナル伝達にもIAP様分子が介在してアポトーシスを制御していると考えられたので、未知のIAP様分子のクローニングを試みた結果、マウスX-linked IAPをクローニングした。149lbpからなるORFが認められ、496個のアミノ酸から構成される約kDaの蛋白をコードしていた。他のIAPファミリー同様、N末端に3つのBIR(Baculovirus Inhibitor of Apoptosis Protein Repeat)とC末端にRINGフィンガーを持っていた。マウスX-linked IAPは、検討したすべての組織で発現が認められ、胎生期7日目には既に発現していた。胚性がん細胞株P19における発現をノザンブロットで検討したところ未分化状態の細胞増殖期にはほとんど発現しておらず、レチノイン酸により脱がん誘導を行い神経細胞に分化させると、分化に伴い発現してくることが明らかになった。X-linked IAPのゲノムDNAを129/Sv由来のライブラリーより単離した。4つのオーバーラップしたファージクローンを単離し解析した結果、約20kbp内に全てのコーディングエクソンが存在していることが明らかになった。第一コーディングエクソンには、874bpが含まれていて2つのBIRドメインを含んでいた。現在、X-limked IAPの生理学的機能を明らかにするためにノックアウトマウスの作成を進めている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Kato,N.Motoyama T.watanabe,et al.: "Affinity maturation in Lyn-deficient mice with defective germinal center formation." J.Immunology. (in press). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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