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増殖抑制誘導能をもつ糖転移酵素遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09254268
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関理化学研究所

研究代表者

辻 崇一  理化学研究所, 糖遺伝情報研究チーム, チームリーダー(研究職) (90124677)

研究分担者 小島 直也  理化学研究室, 糖遺伝情報研究チーム, 研究員 (30183338)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードガングリオシド / 増殖抑制
研究概要

最近、本研究者等は、神経芽腫瘍細胞(Neuro2aのサブクローン)にGD3合成酵素のcDNAを導入したところ、細胞はGD3とb-系列ガングリオシドを発現するようになり、増殖が抑制されることを明らかにした。本年度は、この現象をさらに解析し、以下の結果を得た。
1.人為的発現制御系を用いた増殖抑制過程の解析:
テトラサイクリン応答系を組み込むことにより、GD3合成酵素遺伝子発現から増殖が抑制されるまで経時的な解析が再現性良く行えることが明らかとなった。テトラサイクリン処理後8時間後にはGD3合成酵素mRNAの発現が見られ、以後ほぼ定常的にその発現が見られた。合成されてくるガングリオシドを分析した結果、まずGD3の発現がみられ、以後次第によりシアル酸を多く持つb-系列ガングリオシドの発現が見られた。この間に、細胞の増殖は次第に抑制され、最終的には増殖が停止した。
2.増殖抑制過程で発現してくる遺伝子のクローニングとその解析:
上記増殖抑制過程で新たに発現あるいは不活化される遺伝子をDifferential display法を用いて検索を行っている。現在のところほぼ80%の検索が完了した。今までに、52の異なるDNA断片の新たな発現もしくは発現増大が見られた。さらにRNA protection analysisを行いfalse positiveの排除などを進めた結果、このなかで10の異なる遺伝子が新たに発現あるいは発現増大してくることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hong Liu: "Regulated expression system for GD3 synthase cDNA and induction of differentiation in Neuro2a cells." Glycobiology. 7・8. 1067-1076 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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