研究課題/領域番号 |
09255220
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
珠玖 洋 三重大学, 医学部, 教授 (80154194)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
30,000千円 (直接経費: 30,000千円)
1999年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1998年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1997年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | 抗原ペプチド / HER2 / CTL / 腫瘍抗原 / SEREX / 抗遺伝子 / ペプチド / 癌抗原 / MAP Kinase / 腫瘍拒絶抗原 |
研究概要 |
1.4株のBALB/cマウス由来メチルコラントレン誘発肉腫、CMS2、CMS7、CMS8、CMS13担癌マウス血清中のIgG抗体により認識される抗原支配遺伝子を、腫瘍細胞より作製されたλファージcDNAライブラリーを用いたexpression cloning法で単離した。CMS2から42個、CMS7から9個、CMS8から41個、そしてCMS13からは43個のクローンを単離した。 2.ヒトHER2のN末端より147個のアミノ酸を含む組み替えHER2蛋白を作製し、コレステロール基により疎水化された多糖類プルランとの複合体(CHP-HER2)を作製した。本複合体で前処置されたHLA-A2402陽性樹状細胞は、HER2p63ペプチド特異的CTLクローンにより殺傷され、またそれらの樹状細胞は同CTLクローンを特異的に刺激した。また、CHP-HER2前処置細胞によるHER2p63ペプチドの提示は、内在性蛋白由来MHCクラスI結合性ペプチド提示と同様の機構によることが明らかとなった。 3.CHP-HER2免疫マウスの膝窩リンパ節由来リンパ球のin vitro刺激を繰り返し、CD4^+T細胞ラインを作製した。それらの特異性の解析より、HER2組み替え蛋白中(147アミノ酸)には少なくとも3個のヘルパーエピトープが含まれていることが明らかとなった。
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