研究課題/領域番号 |
09255250
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 昇志 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50158937)
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研究分担者 |
菊地 浩吉 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00045345)
高橋 秀史 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40231394)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 胃癌 / 抗原ペプチド / HLA-A31 / キラーT細胞 / 癌ワクチン |
研究概要 |
ヒト胃印環細胞癌HST-2とこれをHLA-A31拘束性に障害するCD8(+)キラーT細胞(CTL)TcHST-2を用いて以下のことを明らかにした。 1.TcHST-2が認識するHLA-A31結合性抗原ペプチドは10ヶのアミノ酸(Tyr-Ser-Trp-Met-Asp-Ile-Ser-Cys-Trp-Ile)よりなるペプチドであり、F4.2と命名した。 2.F4.2は合成ペプチドでも、またミニジーンを使用した内因性発現の形でもTcHST-2反応性を著明に高めた。 3.エピトープは9番目のTrp、アグレトープは6番目のIleと重要と考えられた。 4.TcHST-2はHLA-A31(+)の同種胃癌MKN28-A31-2を障害したが、この細胞からmass spectometry解析によりF4.2と全く同じ分子が同定され、少なくとも、F4.2は胃癌のあるものにHLA-A31と結合した形で表面に存在することが示された。 5.以上の事実はF4.2がHLA-A31(+)の胃癌患者に癌ワクチンとして働き得る可能性を示唆した。
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