研究課題/領域番号 |
09257204
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
五ノ井 透 千葉大学, 真菌医学研究センター, 助手 (30134365)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ATP-sensitive K^+ channel / SUR1 / Kir6.2 / 家族性高インスリン性低血糖値 / 膵β細胞 / 心筋 / 骨格筋 / CNGチャネル |
研究概要 |
1.膵臓のK_<ATP>チャネルはSUR1とKir6.2の分子から構成されるが、この2分子が縦に繋がって発現するような人工的な蛋白等をCOS-1細胞に発現させ、同チャネルがSUR1の4分子とKir6.2の4分子から成るヘテロ・オクタマ-であることを示した。 2.K_<ATP>チャネルの活性をドミナント・ネガティブに抑制するミュータントのKir6.2を発現するトランス・ジェニック・マウスを作成し、同チャネルが、インスリンの分泌および、膵β細胞の発達に重要であることを示した。 3.K_<ATP>チャネルを構成する分子の1つであるKir6.2の突然変異によって、家族性の高インスリン性低血糖症が起こることを見つけた。 4.再構成された膵臓および心臓・骨格筋型のK_<ATP>チャネルがG蛋白Gαi等によって直接制御され、チャネル活性が増加することを示した。 5.膵臓および心臓・骨格筋型のK_<ATP>チャネルを構成するKir6.2分子に良く似た、Kir6.1分子が、ミトコンドリアのK_<ATP>チャネルを構成する可能性を、主に免疫学的手法を用いて示した。 6.ラットの味蕾細胞から、新規のサイクリック・ヌクレオタイド、レギュレ-テッド・チャネル遺伝子をクローニングし、HEK細胞に機能発現させて、その生理学的性質を調べた。
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