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動物モデルによるHIV感染ならびに発症機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09258202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

中内 啓光  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40175485)

研究分担者 澤田 新一郎  理化学研究所, ライフサイエンス筑波研究センター, さきがけ研究員
小糸 厚  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (70231305)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードHIV感染 / マウスモデル / サイトカイン / CD4 / ケモカインレセプター
研究概要

マウスは遺伝的な解析が進んでおりHIVと細胞側因子との相互作用を解明し,AIDS発症までの過程を解析するための優れたモデル系となりうる可能性を持つ。我々はこれまでにヒトGM-CSF,IL-3およびG-CSFトランスジェニックSCIDマウスを作製し,ヒト造血系をある程度再構築,維持できる系を確立し報告した。今後さらに応用を加えHIV感染の実用的なマウスモデルとしての可能性を追究していきたい。
またヒトCD4およびT細胞指向性HIV感染のコレセプターであるCXCR4をマウスのCD4プロモーター/エンハンサーを用いて組織特異的に強く発現させたダブルトランスジェニックマウスを作製し,トランスジェニック由来の一部の細胞群がHIVに感染し,ウイルス粒子産生までみられることを示した。しかしその複製はヒトリンパ球に比較して弱いものであり依然としてHIV複製のためのヒト特異的な因子群の存在がうかがわれた。このマウスにおけるHIV複製阻害のステップを明らかにすることにより,今後遺伝子工学的な手法を用いたマウスモデルの開発に有益な知見が得られるものと期待される。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sinichiro Sawada, er al.: "Disturbed CD4^+ T cell Homeostasis and in vitro HIV-1 susceptibility in transgenic mice expressing T-tropic HIV-1 receptors" J.Exp.Med.(Accepted).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Dong Ku Kim, et al.: "Engraftment of human myelodysplastic syndrome derived cell line in transgenic severe combined immunodeficient (TG-SCID) mice expressing human GM-CSF and IL-3" Eur.J.Hematol.(in press).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroshi Kaneko et al.: "Human Immunodeficiency Virus Type 2 Envelope Glycoprotein Binds to CD8 as well as to CD4 Molecules on Human T Cells." J.Virology.71. 8918-8922 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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