研究課題/領域番号 |
09258203
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山本 融 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (10251480)
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研究分担者 |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | HIV / TFIID / Tat / Sp1 / NF-κB / two-hybrid法 / 転写因子 / one-hybrid法 |
研究概要 |
HIVの転写調節反応には、Sp1、NF-κBがDNAエレメントに結合して働くこと、HIVウイルス遺伝子由来のTat因子が反応調節に関与することなどが示されている。しかしながら、Sp1が結合するとされるDNAエレメントはSp1コンセンサス配列とは異なり、他の因子が相互作用している可能性が考えられる。また、Tatにしてもその標的因子の解析は広く進められているものの、その中で決定的な因子は見出されていないといえる。本研究では、今までの知見を越える新しい成果を得ることができた。 1)HIVプロモーター領域に結合する新しいタイプの転写因子の単離とその解析 Sp1結合部位と考えられるDNAエレメントは、Sp1コンセンサス結合配列とは異なるので、Sp1とは異なる因子が相互作用する可能性が考えられる。そこで、このDNAエレメントに相互作用する因子の単離を試みたところ、Sp1とは異なるが、zinc finger構造を持つ因子が単離された。この因子のDNA結合活性や転写活性化能についても解析を加えた。この知見は、HIVの転写調節を考える上で新たな方向性を示している。 2)Tatと相互作用する新しいタイプの因子の単離 Tatと相互作用する因子として様々なタイプのものが単離されているが、どれひとつを取ってみても真の因子であることは証明されていない。TFIIDと相互作用する因子として単離された因子の中に、Tat相互作用因子として得られた因子と一致するものがあった。この因子がヒストンH2A、H3、H4をアセチル化する新規のヒストンアセチルトランスフェラーゼ酵素であることを明らかにし、HIV転写の新局面を切り開くことができた。
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