• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

HIV転写調節機構:造血幹細胞におけるGATA-2による制御

研究課題

研究課題/領域番号 09258211
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

高松 純樹  名古屋大学, 医学部, 助教授 (80221365)

研究分担者 唐渡 雅行  名古屋大学, 医学部, 医員
谷本 光音  名古屋大学, 医学部, 助手 (10240805)
浜口 道成  名古屋大学, 医学部, 教授 (90135351)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードHIV / GATA-2 / TAT / 転写活性
研究概要

HIV-1の代表的なcloneであるBRU-1のLTR(long terminal repeat)上にGATA認識motifがあることを見い出した。造血幹細胞の増殖,分化におけるGATA-2の役割とHIV感染造血前駆細胞における増殖,分化障害を鑑みて,GATA-2によるHIV-LTRを介したHIV転写調節の可能性とその生物学的意義を検討した。まず、Gel shift assayを用いてLTRの推定上の2つのGATA consensus部位に結合することを確認した。full-length LTRおよびGATA binding siteを破壊したmutant LTRをreporter遺伝子につないでCOS細胞中にGATA-2発現ベクターと共発現させ転写活性をみた。GATA-2依存的に転写活性の著明な上昇を認め,またこの推定上の2つの結合サイトが主要な部位であることが判明した。以上の結果より、造血細胞においてGATA-2がHIV-1 promoterのGATA認識部位に結合することにより転写活性を誘導している可能性が示唆され、これを報告した(AIDS,1998)。また、GATA-2がTatと協調的に転写誘導する事実も判明し、現在、preliminaryにではあるが、GATA-2とTatがin vitro,in vivoで結合することをつかんでいる。AIDS感染による造血細胞における汎血球減少症のメカニズム解明の可能性もあり、現在、結合部位の同定等の解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Towatari, Y.Kanei, H.Hamaguchi, et al: "Hematopoietic transcription factor GATA-2 activities transcription from HIV-1 long terminal repeat." AIDS. 12. 253-259 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] H.Toyoda, Y Fukuda, T Hayakawa, J Takamatsu and Hidehiko Saito: "Effect of GB virus/Hepatitis G virus coinfection on the course of HIV infection in hemophilia patients in Japan." J AIDS and Human Retrovirology. (in press).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi