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C-C型ケモカイン類の構造と抗HIV活性との相関に関する研究(副題:新しい作用機序に基づくエイズ治療薬の開発に関する基礎研究)

研究課題

研究課題/領域番号 09258221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関成蹊大学

研究代表者

西山 泰弘  成蹊大学, 工学部, 助教授 (30286900)

研究分担者 栗田 恵輔  成蹊大学, 工学部, 教授 (30102180)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードエイズ / コレセプター / ケモカイン / RANTES / 抗HIV作用 / ペプチド
研究概要

1.RANTESアミノ末端のアミノ酸配列に相当する合成ペプチドは抗HIV活性を有すること
RANTESのchemotactic activityの発現に重要な領域であることが知られている、RANTESの1-10位、およびその近傍のアミノ酸配列に相当するペプチドを合成し、それらの抗HIV活性について検討した。その結果、RANTES1-10は抗HIV活性においても重要な領域であることを明らかにした。(Chem.Pharm.Bull.,1997,45,2125-2127)
2.RANTESアミノ末端のアミノ酸配列をもとにした低分子量の合成ペプチドDTTPAは抗HIV活性を有すること
1.の結果をもとに、RANTES1-10短鎖誘導体を合成し、抗HIV作用を発現する最小単位を検討した。その結果、RANTES6-10(10位CysをAlaに置換)に相当するDTTPAなるペンタペプチドが抗HIV作用を発現する最小単位であることを明らかにした。CC-chemokine類のDTTPA相当領域のアミノ酸配列を比較すると、DTTPAあるいはそれに類する配列は抗HIV作用を有するCC-chemokineにのみ認められ、他のCC-chemokineには見られないことから、この部分が抗HIV作用の発現に何らかの役割を担っていることが推察された。(Bioorg.Med.Chem.Lett.,投稿中)
3.RANTESの抗HIV作用における活性領域は複数存在すること
RANTESの部分配列を持つ小ペプチド15種を合成し、それらの抗HIV活性を検討した。その結果RANTESの抗HIV作用における活性領域は3箇所存在することを明らかにするとともに、その場所を特定した。(投稿準備中)

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西山泰弘: "Synthesis of Some Peptides Corresponding to the Active Region of RANTES for Chemotaxis and Evaluation of Their Anti-human Immunodeficiency Virus-1 Activity" Chemical & Pharmaceutical Bulletin. 45・12. 2125-2127 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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