研究課題/領域番号 |
09260224
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大島 靖美 九州大学, 理学部, 教授 (90037606)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 線虫C elegans / 神経回路 / 神経軸索の伸長 / unc-51遺伝子 / unc-14遺伝子 / タンパク質リン酸化酵素 / 神経軸索の誘導 |
研究概要 |
1)unc-14及びunc-51遺伝子のプロモーターとGFPとの融合遺伝子は、DD/VD運動ニューロン及びHSNニューロンを含む大多数のニューロンで発現していることが示唆されていた。このDD/VD及びHSNニューロンでの発現データを改善し、これを確認した。また、UNC-14/Lac Z融合タンパクの発現を抗Lac Z抗体によって調べ、これが、軸索でも発現することを示した。これらを含めて、unc-14遺伝子に関する論文を発表した。 2)UNC-14タンパクとUNC-51キナーゼの関係について、3つのモデルを提唱した。 3)米国のD.Millerのグループにより、転写因子であるUNC-4タンパク(一部の運動ニューロンで発現)とUNC-51がtwo-hybrid系において強く相互作用することが示された。UNC-4がUNC-51の基質の一つである可能性が高い。現在、in vitroでの直接的結合の証明等を目指して協同研究を行っている。 4)unc-51のマウス及びヒトのホモログと考えられる遺伝子が、村松(ヘリックス研究所)、白沢(都老人研)によって分離された。これらがC.elegansのunc-51変異を相補し得るかを、両氏及び三谷(東京女子医大)との協同研究によって調べている。 UNC-51のキナーゼ活性の証明及びcharacterzationのため、その培養細胞等での発現方法を検討している。 6)two-hybrid系により、UNC-14と結合することが示唆されたEBIホモログ及びHSP90ホモログをコードするcDNAの全塩基配列を決定し、そのアミノ酸配列を推定した。また、in vitroでの結合実験のため、これらの大腸菌での発現を試みている。
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