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酵母ゲノムにおいてクロマチン構造を介した転写制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09263213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京薬科大学

研究代表者

清水 光弘  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80231364)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードクロマチン / ヌクレオソーム / 転写制御 / リプレッサー / 出芽酵母 / 蛋白質-DNA相互作用 / DNAの高次構造 / ゲノム
研究概要

1.Distal repressor Rme1pによる転写抑制とクロマチンの構造
まず,Rme1pの機能ドメインを明らかにする目的で,Rme1pの欠失変異体を作成した.そして,in vitroにおいても,Rme1pが,in vivo footprintingで同定された2つの部位に,ほぼ同じ親和性で結合することを実証した.これらの結果に基づいて,酵母repressorを作用機構の観点から,proximalとdistal repressorsに概念化して,distal repressorとして分類されたRme1pによる転写抑制の特徴について考察した(Nucleic Acids Res.,revised).一方,これまでに,Rme1pによる転写機構として,Rme1pが転写抑制クロマチンドメインを構築する,というモデルを提唱した.これを検証するために,Rme1pの結合部位を挿入したCYC1-lacZミニ染色体のクロマチン構造を解析して,Rme1pに依存したクロマチン構造の変化を明らかにした.
2.in vivoでのヌクレオソームの不安定化に関与するDNAの構造因子
昨年度までに,ポジショニングしたヌクレオソームを有する酵母ミニ染色体をベクターとして,特殊なDNA配列のヌクレオソーム形成を評価できる実験系を構築した.そして,比較的長いホモポリマー配列(dA_n・dT_n・dG_n・dC_n)とZ-DNA配列であるd(CG)_nは,in vivoでヌクレオソームを排除することを示した.次に,この機構を解明するために,dA_n・dT_n配列をin vivo UV-photo footprintingで解析した.その結果,dA_n・dT_n配列は,細胞内でnon-B型構造をとっており,それがヌクレオソームを排除する要因であると結論され,DNAの高次構造がクロマチン構築の重要な要因の一つであることが実証された.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Heisaburo Shindo: "Dynamics in the isomerization of intramolecular DNA triplexes in supercoiled plasmids." Nucleic Acids Res.25. 4786-4791 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Mitsuhiro Shimizu: "Dissection of the DNA binding domain of yeast Zn-finger protein Rmelp,a repressor of meiotic activator IMEI." Nucleic Acids Symp.Ser.37. 175-176 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Takashi Kinebuchi: "Functional domains of E.coli single-stranded DNA binding protein as assessed by analyses of the deletion mutants." Biochemistry. 36. 6732-6738 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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