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線虫における減数分裂機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09264223
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関理化学研究所

研究代表者

渡邉 信元  理化学研究所, ジーンバンク室, 先任研究員 (90221689)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード細胞周期 / 減数分裂 / 分子生物学 / 線虫 / チェックポイント
研究概要

〈Weel様タンパク質の強制発現の減数分裂に対する影響の解析〉
平成8年度の研究で単離された2種のWeel様タンパク質(あるいはそのキナーゼ活性変異タンパク質)を,それぞれGFPとの融合タンパク質として,線虫内で強制発現させた.発現させた個体からは対照と同様に子孫が得られ,Weel様タンパク質の強制発現のみでは減数分裂に顕著な影響を与えないことが明らかになった.しかし,融合タンパク質の発現をGFPの発光により解析したところ生殖細胞での発現が必ずしも明らかでなく,用いるプロモーターシステムなどの検討が必要であることが明らかになった.
〈線虫サイクリン・Cdc2タンパク質の大量調製〉
平成8年度の研究で,2種の線虫Weel様タンパク質が,ヒトCdc2のT14,Y15の両者をリン酸化するが,T14,Y15に対して逆の基質親和性を有するという興味深い結果が得られている.この結果が線虫Cdc2(他の生物のCdc2に比べN末が長いなどの特徴を持つ)に対しても同様であるか否かを検討するために,線虫サイクリン・Cdc2タンパク質の大量調製を試みた.しかし,野性型Cdc2,リン酸化される部位に変異を入れたCdc2のバキュロウイルスの系での発現は確認されたが,その可溶化に現在までのところ成功しておらず,可溶化の条件を検討中である.
〈Weelファミリー遺伝子欠損株の解析〉
Tc1トランスポゾンの挿入によりWeel様遺伝子の欠損が起こっている線虫変異株を単離を試みた.しかし,現在までのところ欠損が明らかな株の単離には至っていない.これは,Weel様遺伝子のそれぞれが個体の維持に重要な役割を有するためと考えられた.現在,Weel様遺伝子のアンチセンス遺伝子を導入し特定の条件下で発現させることでこの可能性を確認している。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Veronigue Baldin: "Evidence for a mammalian Niml-like kinase pathway acting at the GO-1/s transition." Biochem.Biophys,Res.Comm. 236. 130-134 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Shuichi Kotani: "PKA and MPF-activated Polo-like kinase regulate anaphase-promoting complex activity and mitosis progression." Molecular Cell. 1. 371-380 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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