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出芽酵母Dpb11のDNA複製とS期チェックポイントに於ける機能

研究課題

研究課題/領域番号 09266212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

荒木 弘之  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (20151160)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードDNA複製 / 複製開始 / DNAポリメラーゼ / 細胞周期 / チェックポイント / 出芽酵母 / Dpb11
研究概要

出芽酵母の染色体DNA複製に必須なDNAポリメラーゼII(ε)(Pol II)と相互作用するDPB11は、染色体DNA複製とS期チェックポイント機構に関与している。これまでに我々はDpb11の機能を知るため、DPB11と相互作用するSLD1-5遺伝子を遺伝学的に同定し解析している。本年度は、以下のことを明らかにした。1)Sld2とDpb11が複合体を作り、このDpb11/Sld2複合体形成が複製開始に重要である。2)Sld3はSld4(Cdc45)と遺伝的にも2ハイブリッド法でもSLD4(CDC45)と相互作用する。また、SLD3遺伝子の温度感受性変異も、cdc45変異同様に複製開始に欠損があることがわかった。Cdc45は複製開始に関与するMcmタンパク質と結合することが報告されているが、Sld3とMcm6も2ハイブリッド法では相互作用している。3)SLD5遺伝子の温度感受性変異も、複製に欠損を示した。また、sld5温度感受性変異を多コピーでサプレスするPSF1遺伝子を分離した。PSF1遺伝子は細胞の増殖に必須で、2ハイブリッド法でもSLD5と相互作用する。4)2ハイブリッド法でさらに調べると、DPB11-DPB2(Pol IIの2番目のサブユニットの遺伝子),DPB11-SLD3,DPB11-SLD5,DPB11-PSF1,DPB2-PSF1,SLD3-PSF1の間でも相互作用が認められた。
これらのことから、Dpb11/Sld2,Sld5/Psf1,Sld3/Sld4がPol IIをMcm複合体にロードさせることによって、DNA合成を開始させているのではないかと考えている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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