研究課題/領域番号 |
09267237
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
中島 琢磨 東京理科大学, 基礎工学部・生物工学科, 助手 (90256678)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 癌遺伝子 / アデノウイルス / E1A / トポイソメラーゼIIα / アポトーシス / 細胞周期 |
研究概要 |
1 E1A誘導アポトーシスの過程で活性化し、トポイソメラーゼ(Topo)IIαを標的とするユビキチン(Ub)結合酵素の精製を行なった。デキサメタゾン(dex)投与によりE1Aの発現を誘導42時間後のMA1細胞のS100抽出液(の活性が最も高い)を出発材料とし、Ubアフィニティカラムに結合しResource-Qカラムに結合しない画分を回収後、Ub結合活性を持つ分子量約20kDaの蛋白をSDS-PAGEにより単離した(論文1)。 2 単離した約20kDaのUb結合酵素は、アミノ酸配列を決定した結果UbcH7であることが分った。UbcH7のin vivoにおける機能は不明であるが、マウスのホモログUbcM4の欠失がembryonic lethalとなることから、細胞分化・増殖の制御に必須のUb結合酵素と推定される。TopoIIαの発現が細胞周期依存的に厳密な調節を受けていることから、UbcH7がE1A誘導アポトーシスの過程と細胞周期におけるTopoIIαのUb化に関与している可能性が高い。 3 UbcH7に特徴的なアミノ酸配列を持つオリゴペプチドを合成し、このペプチドに反応する抗血清を調製中ある。また、UbcH7のcDNAにヒト細胞で強力に発現するβアクチンプロモーターを付加し、発現プラスミドを構築した。このプラスミドの導入により、ヒト細胞がどのような変化を起こすか、また、被導入細胞内のTopoIIαレベルがどのように変化するかを解析中である。
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