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マラニアゲノム計画・第4クロモソームのP1ファージ整列ライブラリーの作成

研究課題

研究課題/領域番号 09270101
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

渡辺 純一  東京大学, 医科学研究所, 助手 (20201189)

研究分担者 田代 康介  九州大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (00192170)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードマラリア / P1ファージ / ライブラリー
研究概要

近年、生物の前ゲノムの塩基配列を決定しようというゲノムプロジェクトが、急速な進歩を見せている。病原微生物ゲノムの研究は、とりわけ医学的に多大な成果が期待される分野である。マラリア原虫のゲノムは、3000万塩基対が14本のクロモソームに分かれて存在する。全塩基配列の決定を目的とするゲノム計画には、大量塩基配列解読に先だって、数年間にわたる準備段階が必要である。我々は、独自の戦略として整列化P1ファージライブラリーの作成を進めてきた。P1ファージが保持可能なDNAサイズは、約100kbとコスミドの2倍で、ゲノム全体をカバーするライブラリーの作成には特に有利と考えられる。1 熱帯熱マラリア原虫のゲノム研究は、3D7株を標準株として用いることで国際的に合意がなされた。本株を樹立者のWalliker博士より直接、入手し、原虫を大量培養した。これを材料として田代が開発した方法を使い、クロモソームサイズ(0.8〜3Mb)のDNAを含む巨大DNAの精製に成功した。同時にP1ファージ作成の条件を決定し、現在、原虫DNAについてライブラリーを作成中である。今後、我々が作成したプローブを用いて整列化を進める計画である。ゲノム研究は、DNA塩基配列の決定→遺伝子発現の解析→遺伝子機能の解明→生物学の本質の理解へと発展していく。2 我々は、遺伝子の発現についても、研究を行っている。赤内型原虫の材料として、cDANライブラリーを作成し、これまでに500クローンの塩基配列を決定した。データバンクとの比較によって約3分の2が新規遺伝子と判明した。詳細な分析は現在進行中であるが、その中にマラリアワクチン候補分子が含まれている可能性が期待されている。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Junichi Watanabe: "cloning and characterization of heat shock protein Dna J homolognes from Plasmodiwn faleipamm" Molecular and Biochemical Parasitdogy. 88. 253-258 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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