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ヒト細胞接着因子導入Tg-SCDIマウスを用いたヒト脳性マラリアモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09270228
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関(財)実験動物中央研究所

研究代表者

伊藤 守  財団法人実験動物中央研究所, 免疫研究室, 室長 (00176364)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード脳性マラリア / 細胞接着因子 / トランスジェニックマウス / ICAM-1
研究概要

1.ヒトICAM-1分子を血管内皮に特異的に発現するTgマウスの解析
マウスEndothelin1プロモーターまたはSV-40を骨格としたSRaプロモーターの後位にヒトICAM-1cDNAを配したDNAを導入したTgマウス(pEp8/hICAM-1およびSRa/hICAM-1)の組織-特に血管内皮細胞-での発現を免疫組織学的に検索した。すなわち、ビオチン化抗ヒトICAM-1を用いたABC法で検索した結果、pEp8/hICAM-1Tgマウスでは検査した臓器-脳、腎、リンパ節などの-血管内皮で発現していることが確認された。しかし、SRa/hICAM-1Tgマウスでは血管内皮での発現が低いことが明らかになった。また、これらの組織発現の強度とELISAで検出できる血清中の可溶型hICAM-1の濃度の間に相関性があることが明らかとなった。
2.Tgマウスの免疫不全化
熱帯熱マラリア感染ヒト赤血球を移入することによって、最終的にこのマウスの中で目的である脳性マラリアの症状を起こさせるためには、ヒト赤血球の排除が少ないマウスを作製する必要がある。このため、これらTgマウスをSCIDマウス(C57BL6/J-scid)に戻し交配を行って、Tg-scidマウスの作製を行った。その結果、現在までにpEp8/hICAM-1では3ライン、SRa/hICAM-1では1ラインがSCIDマウス化できた。
3.感染赤血球移入実験
予備的に、Itgはじめとする熱帯熱マラリア感染赤血球の上記Tg-SCIDマウスへの移入実験を行った。しかし、現在まで脳血管内皮へのsequestrationを確認するまでには至っていない。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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