研究課題/領域番号 |
09271222
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 昇志 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50158937)
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研究分担者 |
菊地 浩吉 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00045345)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | hsc70 / TAP1,2 / プロテオゾーム / 抗原ペプチド / MHC class I / MeDSG |
研究概要 |
抗原ペプチドがプロテオゾーム-TAP1.2経路でERに移入される際、ここにhsc70が関与し、ひとつのcircuitが存在すると考えられた。すなわち、プロテオゾームとATP結合型hsc70の複合体に抗原ペプチドが結合し、hsc70自身およびATPase活性を有する他の要因により、抗原ペプチドはADP結合型hsc70と複合体を形成する。これが、TAP1.2と会合し、ここでATPの働きにより抗原ペプチドが解離し、TAP1.2を通じてER内に移入されると考えられる。一方、MeDSG(methyl-deoxyspergualin)はhsc70とTAP1.2の会合そのものを阻止するため、hsc70に結合する抗原ペプチドはERに移入できなくなると考えられる。その結果、MeDSG処理によりMHC class I分子の細胞表面発現低下がおこると考えられた。このことはMeDSGの免疫抑制剤としての作用のひとつの側面を説明するものと考えられた。
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